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中古の戸建のリノベーション 工事にかかる費用はどれくらい?

条件によっては、新築物件を建てるよりも中古の戸建をリノベーション工事したほうがはるかにお得だということを知っていましたか?


ここでは主にリノベーションにかかる費用に関する話題について紹介します。


リノベーションすれば、中古物件も見た目はほとんど新築物件と変わりありません。納得の住まいが、新築よりもはるかに安く手に入るかもしれないのです!

リノベーション

1.物件購入に必要な費用

国土交通省が発表した「平成28年度住宅市場動向調査」によると、各世帯の物件購入費は、土地を購入した注文住宅新築世帯で平均4,194万円、建て替え世帯で平均3,249万円、分譲戸建住宅で平均3,810万円中古戸建住宅で平均2,693万円といったデータが公表されています。新築物件に比べ中古物件の方が安く購入できるのは一目瞭然です!


また、建物の価値は20年でほぼ0円になると言われています。つまり、築20年の中古物件購入でかかるのは、ほぼ土地代だけ!
余った予算は、リノベーション費用として使用しましょう。

2.リノベーション工事に必要な費用

リノベーション工事は、工事する規模によってかかる費用もかなり違ってきます。目安としては、1㎡あたり10〜15万円がフルリノベーションにかかる費用とされており、マンションをスケルトンにするフルリノベーションだと、約300万円から600万円が相場と言われています。さらに大規模なリノベーションでは、1,000万円以上かかることもあるようです。


もし予算の上限がある場合は、あらかじめ業者に伝えておきましょう!

3.リノベーション工事に必要な期間は?その間の住まいは?

リノベーション

施工の規模によって、リノベーション工事にかかる期間は変わってきます。ただ、フルリノベーションのように大掛かりな工事は、3~4カ月程度の期間を要すると言われています。そしてこの間に手配が必要となるのが「仮住まい」です。
仮住まいの選択肢としては、ウィークリー・マンスリーマンションやホテル、賃貸アパートなどが候補に挙げられます。

1~2週間程度のリノベーションだとホテルでも大丈夫でしょうが、3~4カ月もの期間となると、やはりマンスリーマンションや賃貸が現実的です。業者によってはあらかじめ専用物件を用意してくれるところもあるので、事前に相談するとよいでしょう。

4.要注意!同じ広さのリノベーションでも費用が異なる理由は?

同じ広さのリノベーションでも、施工する建物の状態によって費用が異なる場合があります。そのため、広さによる費用相場はあくまで参考程度として認識しておくべきです。建物の劣化状況や追加工事の必要性について、くわしく説明してくれる業者を選ぶようにしましょう。

おわりに

リノベーション

今回ご紹介したような費用面のポイントに気をつければ、理想のマイホームを安価で入手できます。新築にこだわらず、「中古+リノベーション」で、細部までこだわったわが家を実現してはいかがでしょうか?